20日午前8時20分ごろ、津別町共和の21世紀の森の森林学習展示館近くにヒグマ1頭がいるのを、津別町振興公社の職員が目撃し、警察に通報した。津別町は22日までキャンプ場、運動広場野球場を閉鎖した。
職員は現場近くに設置している電気柵に関する作業で現場を訪れた。ヒグマは体長80㌢から1㍍ほどで、職員が爆竹を鳴らすと、キャンプ場方向に斜面を下り、姿が見えなくなったという。
目撃情報を受け、津別町はキャンプ場と野球場を閉鎖。ホームページやメールで出没を周知し、小中学校や特別養護老人ホーム、でてこいランドなど周辺の施設や、近隣の自治会に注意を呼びかけた。猟友会津別支部に22日まで朝夕のパトロールを依頼した。
キャンプ場などの23日以降の利用は状況を見て判断する。
21世紀の森では2020年にもヒグマの目撃情報があり、キャンプ場が閉鎖されるなどした。 (浩)