
市は2023年11月、同センターを同ビル内に移転改築し、施設の外周を歩く1周210㍍のウオーキングコースを設置した。平日の午前8時45分~午後5時半に無料開放しており、天候に左右されずに利用できる。
市健康推進課によると、2023年度の利用者数は延べ1822人(5カ月間)、24年度は2524人(月平均210人)。中高年齢層の利用が多く、特に70代以上が全体の約5割を占めるという。年間を通じて利用されているが、雪で外を歩きにくくなる12月~2月は月平均350人と夏季に比べて多い。
同課は「午後よりも午前中の利用が多い印象です。毎日のように訪れる常連の方もいらっしゃいます」と話す。空調が完備されており、気温が上がる時期も熱中症のリスクを抑えながら快適に歩くことができる。
利用の際は記録用紙に年代などを記入(団体で利用する場合は事前連絡が必要)。血圧計や鍵付きのロッカーも設置されている。
計50ポイントためると千円分のパラボ商品券がもらえる市の「健康づくりポイント事業」の対象にもなっており、1回歩くと1ポイントが付与される。
週に2、3回利用する80代の女性は「周回数は決めずに45分くらい歩きます。雨や雪の日も利用できるので助かります」。平日はほぼ毎日利用するという70代の男性は「床がフラットで歩きやすく、近くに保健師の市職員がいるのも安心。有料化にならないことを願います」と話していた。
同課は「年齢を問わず多くの市民の健康づくりに役立ててほしい」と呼び掛けている。 (柏)

