第107回全国高校野球選手権大会北北海道大会北見支部予選は23日、北見市東陵公園野球場でBブロック1回戦2試合が行われた。網走南ケ丘が北見商業に8―1の7回コールド、紋別が北見工業に12―1の5回コールドでそれぞれ勝利。網走南ケ丘と紋別は28日(土)、代表の座をかけて対戦する。
網走南ケ丘は2回、五十嵐寛太選手(2年)の2塁打を足がかりに2点を先制。7回に4点を奪い試合を決めた。北見商業は真壁快成投手(3年)に3安打に抑え込まれた。。
網走南ケ丘は「守備100%」をスローガンに掲げ、この日は失策ゼロ。5回にはライトゴロの好プレーも出た。山口哲汰主将(3年)は「(ライトゴロは)積極的で理想的なプレー。守備からリズムをつくることができました」と笑顔。「代表決定戦もしっかり守り、目標の北大会出場を叶えたいです」と表情を引き締めた。
北見商業の松本純希主将(3年)は「負けましたが最高のプレーができました」と振り返った。藤田輝良人選手との3年生2人がここまでチームを引っ張ってきた。「個性豊かな後輩ばかり。商業は管内一、のびのびと野球ができるチーム。これからも皆で意見を出し合い、今のムードをつないでほしい」と託した。
紋別は13安打と打線が好調。3回は6安打を集中し、8点を挙げた。北見工業は4安打と打線が振るわなかった。
紋別は安打の大半が逆方向への打球。矢野零茉主将(3年)は「皆、ボールを呼び込んで打つことができていました。(決定戦の相手)南ケ丘は良い投手、打者がいるが、しっかり対策をします。北北海道大会をつかみたい」と意欲を述べた。(浩)
北見商業
0001000 1
0201104 8
網走南ケ丘
(7回コールドゲーム)
紋別
22800 12
00001 1
北見工業
(5回コールドゲーム)