
北見工業大学の第62回大学祭「KITfes62」が28日(土)、29日(日)の午前10時~午後5時、同大学で開かれる。大学祭実行委は多彩な催しを企画し、多くの来場を歓迎している。
昨年12月にテーマを「創造/想像」と決め、そこから実行委が本格準備に着手。企業協賛への訪問依頼をはじめ、各部門を手分けして計画立案から当日の運営まで準備してきた。
音声合成技術のボーカロイドを駆使し、映像と音楽で講堂を丸ごとライブ会場にする、情報処理研究会の「ボカライブ」は毎年人気のイベント。両日3ステージほど公演する。
屋外ステージでは軽音楽バンドが30組出演。コピー曲などを披露する。これを囲むように並ぶ模擬店は昨年同様の24団体が参加。国際交流のサークルは新たに台湾からの留学生と一緒に台湾料理を販売する。学生に人気のロボコン製麺をはじめ各種サークルや留学生らが〝学祭の味〟を提供する。
大学内アトリウムではダンスやアカペラを披露。景品がうれしいビンゴ大会や会場内を巡るスタンプラリーを開催する。19項目のサークル・研究会などの展示、17の研究室の公開が行われる。体験できる内容も多く、工業大学にふれる貴重な機会となりそう。使わなくなった古本を無料で提供する大学内図書館のブックリユースは、掘り出し物をみつけるチャンス。
28日午後8時から同大学野球場で花火を打ち上げる。隣接するグラウンドから真上に上がる花火を観覧できる。
実行委の橋本晴輝副代表は「地域住民の方々に愛されるKITfes(キットフェス)をめざしました。ぜひお越しください」と来場を呼び掛けている。 (寒)