
北見市の川原崎敏夫さん(93)は、11月28日に、高齢者大学の北見ことぶき大学を最高齢で卒業した。
川原崎さんは4年前、89歳の時に「とりあえず楽しんでみようかな」と軽い気持ちで入学した。「親子ほど年の離れたクラスメイトばかりで、最初は不安もありましたが、すぐに打ち解け、とても良い仲間になりました」と笑顔を見せる。
最後の大学祭では、「王様の祝宴―ご生誕93歳慶賀―」と題した演目で、主人公の王様役を務めた。ステージでは出演者たちが王様のために歌やダンスを披露し、フィナーレでは全員でマツケンサンバを踊って大いに盛り上がった(写真左)。川原崎さんも元気いっぱいダンスを楽しんだ。
さらに演目の中では、約50年続けている詩吟を披露したほか、得意の書道作品も展示された。来場者からは、「書道の展示も見ました。素晴らしかったです」との感想や「川原崎さんのお元気なお姿を見られて良かったです」と声を掛ける人もいた。
川原崎さんは「年齢は関係なく、仲間と楽しくとても良い時間が過ごせました。不思議なご縁でした」と思いを語る。 (知)
