
北見の6月の平均気温が18・9度に達し、気象庁の観測データで6月として2010年と並び、過去最高になったことが本紙の調べで分かった。過去30年間の6月の月平均気温は15・4度。これを平均で3・5度も上回り、積算温度は1カ月に100度以上オーバーした。「今日も暑いね」と話していた市民の感覚が、数字で記録に表れたかたち。
その日の全国一暑い地点となった25日の34・9度をはじめ、30度以上の真夏日が8回、25度以上の夏日が15回出現。計23回(日)は、これまで最も多かった2004年、10年、23年の計17回を大幅に超え、月の8割がた夏の気温の中にいた計算。
過去50年間の上位10番に2000年以降が7回入り
記録が残る1976年以降、北見の50年間の観測の中で、月平均気温が高かった順は今年と2010の18・9度に次いで2004年の18・1度、14年の18・0度。非常に暑かった記憶が残る23年は6番目で17・8度と今年より1・1度低かった。上位10番までに2000年以降が7回ランクインしている。
気象庁は7月もオホーツク海側を含む北海道の平均気温を高いと見込んでおり、体調の変化や食べ物の扱いに注意が必要だ。 (寒)

