気象庁が6月26日に発表した、北海道の「向こう1カ月の天候の見通し」によると、オホーツク海側を含む全道の平均気温は「高い」予想が80%で、「平年並み」「低い」予想の各10%を圧倒し、非常に気温が高い見込みとなっている。発表で出現確率が80%を指すのは、きわめて珍しい。
一方、7月27日までの期間、オホーツク海側の降水量は「少ない」予想が40%、「平年並み」が30%、「多い」が30%と見込む。
このように出現確率が30%や40%であれば「平年並み」となるが、10%や80%という極端な予想はめったに発表されることはなく、それだけ注意が必要ということだ。
解説によると、西日本付近を中心に太平洋高気圧が強く予測され、上空約1500㍍の気温は北日本を中心にほぼ全国で平均より高いと予測。日照時間は平年並みか多く、暖かい空気に覆われやすいとしている。 (寒)