消防防災ヘリが傷病者搬送

2025-07-25 掲載

(美幌町・津別町・大空町/社会)

KCTで救助訓練

美幌と津別、大空の消防署など30人参加し連携を確認

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 美幌と津別、大空の消防署などが11日、町内の自然歩道・屈斜路カルデラトレイル(KCT)で救助訓練を行った。北海道消防防災ヘリコプターが札幌丘珠空港から出動し、傷病者をつり上げて救助。ストレッチャーでの搬送も訓練した。

 2024年10月に新たに開通したKCTの救助体制を万全にしようと初めて実施。3消防署などから総勢約30人が参加した。

 ハイカーが美幌峠と藻琴山をつなぐ「北ルート」のほぼ中間地点で体調が悪くなり、119番通報で救助を求めてきた想定。美幌と津別の救助隊が美幌峠から、大空の救助隊が藻琴山8合目から救助に向かった。現場は美幌峠、藻琴山8合目のどちらからも約7㌔離れているため、消防防災ヘリコプターの出動を要請した。

 2つの救助隊、ヘリコプターが現場に到着後、ホバリング状態のヘリコプターから、隊員がホイストと呼ばれるケーブル巻き上げ装置で地上に降り、傷病者をつないでヘリに収容。柏ヶ丘公園陸上競技場に着陸し、傷病者を救急隊に引き継いだ。

 救助隊は、ストレッチャーを使い傷病者を搬送。6人体制で北ルートのエスケープルートを下り、救急隊に引き継ぐまでを訓練した。

 美幌消防署の吉田孝一警防主幹は「防災ヘリの動きが予想より速い。救助隊としてもより早く、確実な動きを心掛けたいです」と話し、来年度以降は美幌峠と津別峠をつなぐ南ルートでも訓練を行う考えという。  (浩)

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