北見消防署特別救助隊の6人は4月25日、北見市川東若松大橋下流河川敷地で水難救助訓練を行った。
春を迎え雪解けによる増水が予想されるなか、安全、確実、迅速な救助活動を目指し実施。ほかに常呂川の流速や水深、危険個所などの把握も兼ねて行われた。
訓練は特に流れが早い個所で、本番さながらの緊張感のなか行われた。入水し川に流される被害者役の隊員へ向かって、救助隊員は声を掛けながらロープを放ち、岸へ寄せて救助した。
北見地方でも毎年河川事故が発生しており、横山教生救助課長は「浅いと思っても急に深くなって溺れる場合があります。また天気がよくても、山で雨が降っていて増水することもあります。レジャーを楽しむ時はライフジャケットを着用していただきたい。もし川へ落ちたら暴れずに、足を下流へ向けラッコのように仰向けになって下さい」と話した。
今回の救助訓練のほか、ダムや常呂漁港などで、潜水訓練も行う予定。 (知)
