
11月に開催される東京2025デフリンピックをPRするキャラバンカーが15日、北見や網走などオホーツク地方を巡回した。
デフリンピックは聴覚に障がいを持つアスリートによる国際的なスポーツ大会。4年に1度開かれており、今年で100周年。日本では初開催となる。
日程は11月15日から26日までの12日間で、陸上、バスケットボール、柔道、水泳など21競技を実施。約3千人の選手が参加し、道内勢は中学生から一般まで7人が出場するという。
現在、2台のキャラバンカーが日本を東西に分けて巡回しており、そのうちの1台が7月2日に来道。北海道ろうあ連盟の役員が18日まで、道内約30カ所を訪れ大会の周知・啓発活動に努めている。
この日は大空町、網走市、北見市、遠軽町を訪問。北見駅前では北見市ろうあ福祉協会(上田有美会長)の会員や市職員ら60人ほどが参加。ピンク色のキャラバンカーを拍手で迎えた。同連盟の大内祥一理事長(札幌市)は「オリンピックに比べ知名度は低い大会だが、デフスポーツの魅力を発信し、手話や福祉全体への関心を高めるきっかけになれば」と話していた。 (柏)