
薬物乱用防止教室が16日、美幌高校で開かれ、約150人の全校生徒が覚せい剤などの恐ろしさを学んだ。
生徒たちはまず、薬物乱用の恐ろしさを描いたドラマを視聴。友人からすすめられた薬物がきっかけで依存症になり、服役を繰り返し、家族の縁談が破談になるなど周囲にも影響が及ぶ様子が描かれる内容に、真剣な表情で見入った。
美幌警察署生活安全課の横手基係長が講話。横手係長は、札幌市内で刑事を務めた経験から「ドラマよりもひどい状況の人を何人も見ました。全裸で建物から飛び降りるなど、正常な判断ができなくなってしまうのが覚せい剤など薬物の怖さ」と紹介。生徒たちに「もし誰かに薬物をすすめられても、断る勇気を持ってください。その場の雰囲気に流されないことの方がずっとかっこいいです」と訴えた。 (浩)