
北海道警察の交通安全教育車「ほくと号」の運転シミュレーター体験会が23日、美幌町しゃきっとプラザで開かれ、高齢者らが運転に関する自らの能力をチェックした。
美幌町地域包括支援センターが認知症の人らを対象に開く「おしゃべりカフェ」に合わせて実施した。
認知症の人の家族らが、シミュレーターの運転席に座り、コンピュータグラフィックで描かれた市街地を運転。実車と異なる感覚に戸惑い、ボールを追いかけて道路わきから飛び出す子どもに驚きながらも、しっかりブレーキを踏むなどこれまでの運転経験を発揮して安全な走行を実践していた。
運転に大切な俊敏性や、反射神経を診断する機器を使うテストも体験。結果が〝運転年齢〟として出ると、実年齢との差に一喜一憂していた。 (浩)