今年は「警察官がたり」詐欺が増加

2025-08-08 掲載

(北見市/社会)

消費者被害防止ネットワーク会議

北見で最近の消費者問題の情報交換

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 消費者トラブルの未然防止に向け、北見市消費者被害防止ネットワーク会議が4日、市役所本庁舎で開かれた。

 同会議は、市や警察などの行政機関、民間団体などで構成。この日は、最近の消費者問題について情報交換した。

 北見警察署生活安全課の二階堂裕介氏は、今年道内ではSNS型投資・ロマンス詐欺が昨年に比べ減少する一方、オレオレ詐欺などの特殊詐欺が増加傾向にあることを報告。同署管内の被害額(6月末現在)は、SNS型438万円に対し、特殊詐欺が3千万円。昨年はSNS型が6千万円、特殊詐欺が270万円だった。「今年のオレオレ詐欺は警察官になりすます『警察官がたり』が主流。また、インターネットバンキングで金を振り込ませる手口が多い」とした。

 北海道財務局北見出張所の可児宏樹氏は、近年の特殊詐欺は高齢被害者の割合が減少する一方、若い世代の割合が増加していることを報告。

 北見消費者協会の大野幸恵氏は、年代別の被害傾向について「未成年は高額なゲーム課金、18歳以上は副業トラブル、高齢者は光回線やスマホ、定期購入、家修理など多種多様」と説明。SNS広告を入口とし、LINEに誘導する手口を紹介した。 (柏)

キーワード

  • 警察官がたり
  • 詐欺

関連記事

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー