
外国人技能実習生らを対象とする防火・救急教室が3日、北見地区消防組合消防署で開かれた。北見地方の建設業や製造業で働く外国人が消火器の使い方や119番通報の仕方などを体験しながら学んだ。
管内で働く外国人が増加傾向にあることから、火災や救急などの正しい初動対応を学んでもらおうと開催。技能実習生の支援や管理を行う東亜総研からの依頼により、同消防署では初めて実施。建設業や農業、加工業、介護などで働くベトナム出身の外国人技能実習生、特定技能人材50人余りが参加した。
参加者は3つのグループに分かれ、消火器の取り扱い、119番通報、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を体験。職員からそれぞれの方法や注意点の説明を受けながら熱心に取り組んでいた。参加者の一人は「良い勉強になり、学んだことを今後に生かしたい」と話していた。 (柏)