
防衛大学ラグビー部が3日、合宿で美幌に来町した。9月に開幕する関東大学リーグに向け、8月14日まで12日間、首都圏よりは涼しい美幌の環境で練習に打ち込んでいる。4日、千葉剛監督(42)、森晟之郎主将(4年)ら5人が平野浩司町長を表敬訪問した。
美幌合宿は2017(平成29)年に始まり、コロナ禍に伴う中止をはさんで6回目。選手、指導者ら総勢77人が、陸上自衛隊美幌駐屯地に宿泊しながらあさひ広場公園多目的運動公園などでラグビー漬けの日々を送っている。
今季は、現在3部に所属する関東大学リーグ優勝と2部昇格を目指し、美幌では課題の守備力を重点的に強化するという。
森主将は役場で「美幌の皆さんのご協力に感謝しています。目標を達成できるよう美幌で成長したい」、千葉監督は「夏合宿の環境では日本一。結果で恩返ししたいです」と述べた。
17年に選手として美幌合宿を経験し、8年ぶりに来町した梅田航陽FWコーチ(30)は「夏合宿といえば美幌。町民の皆さんと良い思い出ができれば」と話した。
滞在中に少年団へのクリニックや他大学と練習試合も
平野町長は「合宿は我々にとっても誇り。皆さんを通じて多くの方に美幌を知ってもらえたら。けがなく無事に過ごしてください」と激励した。
期間中には少年団へのクリニック、13日(水)午後1時半からは柏ヶ丘公園で八戸学院大学との練習試合が予定されている。 (浩)