
大空町内でピアノを学ぶ土田鈴子さん(北見柏陽高1年)と岩原乃々花さん(大空女満別中1年)が、20日に東京都で開かれるピティナ・ピアノコンペティション全国大会(連弾中級B)に出場する。2人は「ベスト14賞を受賞した2024年より良い賞を目指したい」と張り切る。
岩原さんが高音部(プリモ)、土田さんが低音部(セコンド)を担当。6月15日に北見市で開かれた地区予選で優秀賞を受賞し、8月9日と10日に釧路市で開かれた北日本道東地区本選で第1位になり、全国大会の出場権を得た。
毎日こどもピアノコンクールでも優秀賞獲得
本選2日前の7日には、札幌市で開かれた毎日こどもピアノコンクール(連弾C部門)で最優秀賞に次ぐ優秀賞を受賞。26年3月に札幌市で開かれる毎日音楽コンクール受賞記念コンサートへの出演を決めたことで「自信をもって本選に進めました」(土田さん)という。
全国大会では予選で演奏した「レッツ・エンジョイ・ア・デュエット!」(森山智宏)、本選で演奏した「6つの小品 モデラート」(ウェーバー)の2曲を演奏する。
中でも「6つの小品」は穏やかさ、華やかさなどさまざまな表現力が求められる曲という。岩原さんは「互いの音を聞いて、それを空間に広げるイメージ」、土田さんは「演奏の強弱が難しい。2人で話し合い、タイミングなどバランスを取っています」と話す。
2022年にペアを組み、4年目。ピティナの全国大会では24年に金・銀・銅賞に次ぐベスト14賞を受賞した。今回は「ベスト賞よりも上の賞を目指したい」と口をそろえる。
2人を指導する山﨑ゆみ子さん(55)は「全国大会でも、それぞれがもつすてきな個性をのびのびと発揮してほしい」と期待している。 (浩)