
市内小中学校の不登校児童・生徒は年々増加傾向にあり、2024年度は年間280人に上った。市は学校へ行けない子ども達の居場所となる教育支援センター「あおぞらくらぶ」を運営しており、あおぞらパークは、子ども達の社会的自立や学びの場として仮想空間上に開設。新たに専任コーディネーター1人を配置した。
あおぞらパークは平日の午前10時~午後2時に利用でき、時間内は入退室自由。端末からオンライン上の仮想空間にログインし、アバターを使って勉強をしたり、アバター同士で交流したりする。学習は自学自習を基本とし、イラストを描いたりプログラミング学習なども可能。このほか悩み事などの「相談室」もある。利用者のニーズを把握しながら、モルックなどの軽スポーツや農作業などリアル(実生活)の体験も視野に入れる。
あおぞらパークを利用した場合、参加の様子などを考慮して学校への出席扱いとすることも可能。あおぞらくらぶとの併用もできる。
市教委指導室と専任コーディネーターの菊野淳一さんは「ニーズや利用ペースなどに合わせて、落ち着いて過ごせる場にしていきたい。気軽に利用してほしい」と呼びかけている。
問い合わせは市教委指導室(0157-33-1749)へ。


