魚介に触れ、味わう時間

2025-09-10 掲載

(北見市/教育)

「ちいさな魚やさん」が北見中央小で出前授業

ホタテの殻むき体験

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 北見市美芳町の「ちいさな魚やさん」が3日、北見中央小学校の5年生43人を対象に出前授業を行った。店長の稲葉拓也さんが魚や貝について説明し、生徒たちは同店が用意した新鮮な魚介類に直接触れて観察するなどして理解を深めた。

 出前授業は、店の客だった市内小学校の教諭から依頼を受け、今年から始まった。今回はこの取り組みの紹介記事を読んだ同店スタッフの子どもが「自分の学校でもやってほしい」と希望したことで実現した。

 授業では、稲葉さんが「北海道で獲れる魚を知っている人いますか」と問いかけると、「サンマ」「ホッケ」「サケ」などの声が上がった。稲葉さんは魚の漢字の書き方を説明したり、常呂産のホタテを題材にクイズを出したりと、かつて小学校教諭だった経験を生かした進行で児童を引き込んだ。

 観察の時間には、常呂産のホタテやカレイなどを前に、児童から「生の貝や魚を触るのは普段できないから楽しい」との声も。稲葉さんがヘラを使ったホタテの殻の外し方を教え、児童たちが実際に殻むきを体験。むいたホタテは教諭がその場でバター醤油で炒め、全員で味わった。

 稲葉さんは「子どもたちに北見産の魚介類を知ってもらいたい。地域産業の一つである水産業にも興味を持ってもらえたら嬉しいです」と話していた。 (知)

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