
オホーツク管内で生産されている農畜産物について学ぶ、オホーツク農協青年部協議会による出前授業が7日、訓子府小学校の6年生27人を対象に行われた。役員6人が訪れ、玉ねぎなどの基幹作物の栽培から消費者に届くまでを紹介した。
同協議会は管内14農協の青年部で構成。小中学生向けの食農教育用教材「つくる そだてる たべる」を作成し、デジタル教材として今年2月にリリースした。これを活用した食育出前授業を管内の小中学校で行っている。
この日は玉ねぎ、ジャガイモ、ビート、小麦、生乳の栽培・生産についてメンバーが5班に分かれて、それぞれ解説。地元訓子府の昆野将之副会長は玉ねぎ栽培について、冬の播種(はしゅ)作業や定植前に行う苗の葉切りの様子などの動画を交えて紹介した(写真)。
児童達は生産者からの学びを元にそれぞれの作物にちなんだクイズを作成し、各班ごとに発表し合った。
授業の最後に昆野副会長は「みんなに農作物について学んでもらい、日本の農業をもっと大切にしてもらいたい」と呼び掛けた。 (理)