
第25回高校生ものづくりコンテスト北海道ブロック大会測量部門(8月、帯広市)で北見工業高校建設科の中村拓夢さん(3年)、橋本弦音さん(同)、目黒莉温さん(同)が、最優秀賞を受賞。同校としては10年ぶり、3回目となる全国大会の切符を手にした。
測量の精度とタイムを競う大会。3人1チームになり、決められた場所で測量を行う外業と、外業のデータを計算する内業からなる。
3人は昨年も同コンテストに出場。3年生の参加が多い中で2年生ながら4位の優良賞という成績だったが「悔しかった」と声をそろえる。
今年は1月からコンテストに向けての準備を開始。新たに2年生3人も加え、放課後を利用して6人で練習に励んできた。
同北海道大会には、道内の工業高校7校が出場。チーム戦だが、外業、内業ともそれぞれ一人の作業が多く、メンバー個々の確かな技術が必要となる。
コンテスト本番では「緊張しましたが、集中できる適度な緊張でした」と3人。昨年ミスがあったという内業も、ホテルの部屋で何度も練習して挑み、外業、内業ともミスなく終えた。終了後には手応えを感じていたという。
結果、2位を22点上回る1位の最優秀賞で、全国大会の切符をつかんだ。
2位に大差つけ大舞台切符
「優勝めざす」と意欲
全国大会は11月に高知県で開かれ、全国9ブロックから10チームが出場予定。橋本さんは兄と姉も同コンテストに挑戦しており、兄姉から「(全国大会出場は)すごいと言われました」と笑顔。全国大会に向け橋本さんは「北海道代表として出場するからには優勝したい」、中村さんは「3年生なので最後の大会。最後までやりきりたい」、目黒さんは「先輩の全国3位、北海道の最高位2位を上回る優勝をめざします」と気合を入れている。 (菊)