
児童生徒が障がい者スポーツを体験する事業「あすチャレ!スクール」(日本財団パラスポーツサポートセンター主催)が北見市内の小・中学校5校を会場に開かれた。
パラアスリートとのふれあいを通じて、気づきと学びの機会を提供。北見では市教委が2018年から同センターに委託し、毎年5校で実施している。
5日は北見北小学校を訪問。シドニーパラリンピック男子車いすバスケ日本代表主将の根木慎志さんが講師を務め6年生約60人が車いすバスケを体験した。
根木さんは、試合形式の競技を体験させたほか、周りに多数いる観客の児童らにも配慮。応援することの意義を問い掛けた。
「どうして応援するのだろう」「応援したらどんな気持ちになった」と語り掛け、観客の児童が「選手にがんばってほしいから応援した」「応援したくなったから」などといった答えを引き出した。
根木さんは「応援ってすごいと思う」とまとめ「自分もやってみよう!という気持ちが大事」と挑戦することの素晴らしさをアドバイス。障がいへの理解を深め、選手以外にもできることがあることを間接的に伝えた。 (寒)