北見マラソン初開催

2025-10-08 掲載

(北見市/スポーツ)

手づくりの大会

笑顔あふれるゴール

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 オホーツクブルーの晴天に恵まれ、第1回北見マラソン(実行委主催)が4日、北見市内の香りゃんせ公園などで開かれた。「北見をスポーツで元気にしたい」と実行委とボランティアがこの日のために準備。市民ランナーらが声援を受け秋晴れの下、駆け抜けた。

 企画・運営を市民有志が担い、6月頃から準備を進めてきた。公園内と堤防を走る10㌔、5㌔、親子2・5㌔などのコースに約550人が参加。学生アスリートから北見工業高校の全校参加、ファミリーランを楽しむ市民ランナーまで思い思いにゴールをめざした。

 北見藤高校の生徒が沿道で声援を送り「元気な応援に背中を押されました」と参加者。なかには「開催してくれてありがとう」と感謝するランナーもいて、ゴール後は多くの笑顔があふれていた。 (寒)

感動と感激…やって良かった
高橋雄太実行委員長

 2、3人の会話から始まった手づくりの大会は、ランナーと運営ボランティア、実行委を含め約900人規模の開催となった。「やって良かった」と高橋雄太実行委員長(46、ビックリッキー夕陽ヶ丘店代表取締役)。

 動き始めると北見藤高校がボランティアをテーマに地域づくりの授業に取り入れてくれた。高橋委員長と今井康暁事務局(45)は数多く同校に足を運び、どんなボランティアができるか生徒と模索。「どうせやるなら楽しまなくちゃ」と呼び掛け、生徒達は「しだいに乗ってきた」そう。

 実は、マラソンイベントには苦い思い出がある。自身が北見青年会議所の理事長として北見ハーフマラソンの実行委を務めた2018年、大雨に見舞われ、大会はやむなく中止に。翌年も台風で中止になった経験がある。

 当日、雨男返上の秋晴れ。大会本番の高校生の盛り上げに感激し、参加者の「大会を開いてくれてありがとう」の声に感動する。「今回がモデルケースとなり、いろいろな手法で元気づくりが広がれば」と達成感で振り返る。 (寒)

85歳、北見藤高一回生 大野正子さん、健脚披露

先輩頑張れの声援受け

 「85歳 藤高第一回生よ」のタスキを掛け、一般女子10㌔の部に出場した大野正子さん(85)が健脚を披露した。

 1940(昭和15)年北見出身。今は東京に住まいを移し、一昨年の東京マラソン(フル)にも出場した。毎日5~6㌔走るそう。

 この日のために帰郷。20歳代の親戚の孫2人を伴走に終始笑顔で1時間25分で駆け抜けた。

 沿道では北見藤高の現役生達が「先輩がんばって」と応援。「うれしくて。やっぱり一人で走るより楽しいね」と記念すべき第1回大会の完走を果たした。 (寒)

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