
初めて開催される2025北見マラソン(実行委主催)を盛り上げよう―と北見市内の高校生が準備を進めている。北見藤高校は全生徒が何らかのボランティアで運営を支え、北見工業高校は全校生徒がランナーとして参加。「自分達のできることを」と市民による手づくりイベントの成功へ、ひと役買う。
実行委(高橋雄太委員長)が手探りで開催計画を練り始めた頃、北見藤高がボランティア参加に手を挙げた。「良い経験になるはず」と総合的な探究の時間の授業の一環として、まちづくりを実践的に勉強することに。
2年生が中心となり、ポスターやプラカードの作成、応援の仕方などをグループに分かれ夏休み明けから計画を具体化。9月30日には全校生徒向け説明会が開かれ、応援担当グループはバンド・SHISHAMOの「明日も」の振り付けなどを披露(写真上)。広報を担当した2年生の男子生徒は「藤高の明るく元気なところをSNSで発信してきた。大勢来てほしい」、計画作成のアドバイスに6月から10回ほど同校に足を運んだ高橋委員長は「どんどん生徒達の熱量が高まり、当日に向けて手応えを感じている」と話した。同校講師で陸上競技に詳しい内藤聡大会顧問が「応援を楽しんで、世界陸上の国立(の応援)を超えましょう」と呼びかけ気運を高めた。当日は1~3年の392人がボランティアに携わる。
一方、北見工業高は夏休み明けから体育の授業で4㌔ほど走り、練習してきた(同下)。かつて仁頃山登山マラソンを伝統としてきた同校。従来の北見ハーフマラソンにも参加し、今回は北見マラソンに全校生徒200人が挑戦する。地域イベントに親しみ、地元勢として社会貢献する。 (寒)
