
みんな!北見のビーチに行きたいか―を合い言葉に、初めての「キタミ横断ウルトラクイズ」が26日(日)、北見市内で開かれる。市内の小・中学生2人1組で出場(おとなの付き添い必須)。無料。先着100チーム。16日まで参加申し込みを受け付けている。
主催は㈱9かける9(石原卓弥代表)。石原さんは北見北斗高校1年生だった8年前、同校クイズ研究会を立ち上げ、現在は東大ロースクール生。今回の企画と司会を務める。
北見市営球場で午前10時に開会。〇×クイズ、早押しクイズなどの予選を通じ上位10組が決勝進出。昼食持参。午後の決勝は移動のバス車内でのクイズや常南(じょうなん)ビーチでの階段クイズなどをへて優勝チームを決める。出題は主に学習教材から。景品は家庭用ゲーム機など。申し込みは二次元コードで。
クイズを通じて自分発見を応援
北見北斗高出身 石原卓弥さん
東大法科大学院を休学し故郷へ
伝説のクイズ王が帰ってきた。2017年、北見北斗高校1年生のとき、同級生らと校内に北見北斗クイズ研究会を設立した石原卓弥さん。北見市の財政難を聞き「自分なりに北見を元気づけることはできないか」と考え、東京大学法科大学院を休学して帰郷した。
コロナ禍が広がった2020年。北大1年生のとき、小中高生向けのオンライン学習相談を友人らと手がけた。その後自分のやりたいことを再確認し、東大を受け直して法学部に合格した経験の主。
「今ある状況に埋没することなく、その人のポテンシャルが財政難のような時であっても最大限に発揮できる環境をいかに見出すかが大事」と持論を展開。努力と才能を掛け合わせる意味で「9かける9」と名付けた会社を立ち上げた。
「引き出しを多くして、誰もが持つその人の魅力を見つけることを手助けしたい」。キタミ横断ウルトラクイズはその一環。「新たな自分を発見する旅になれば」と参加を呼び掛ける。 (寒)
