学生から現在まで「その時感じる〝ベスト〟を形に」

2025-11-10 掲載

(北見市/文化)

北見の画家・冨澤 裕子さん絵画展

北網圏北見文センで16日まで

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 北見在住の画家・冨澤裕子さん(74)の絵画展「旅のソネット」が、北網圏北見文化センターで開かれている。北見やかつて滞在したスペイン、南米の風景、人々など、人物の体温や息づかい、街の風や香りも感じるような、油彩画を中心とした143点が展示されている。16日まで。入場無料。

 冨澤さんは北見生まれ、女子美術大学洋画科卒業。1990年からスペイン、ポルトガル、2000年からはボリビア、ペルーなどで暮らしながら描いてきた。16年に北見に戻り、自身の創作のほか、指導者としても活動している。同絵画展は、NPO法人オホーツク文化協会主催の郷土作家シリーズの5回目。

 1999年の作品を今年描き直し、まだ未完という変形200号の「クワトロビエント 四つの風」、網走を代表する画家・居串佳一氏の作品に触発されて描いた「北に生きる」をはじめ、各年代の「自画像」、「嘆き」「母子像」といったシリーズなど、大学時代から今年までの作品を出品。

 中には、南米の土を絵のベースにしたり、同じく南米の女性のスカートの布をキャンバス代わりにするなど、自由な発想で表現した作品も並ぶ。

 冨澤さんは「抽象、具象はなく、その時感じる〝ベスト〟で描いています。(絵画展は)みなさんの協力のおかげ。私の底力を見てもらえたら」と話していた。 (菊)

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