
美幌産の野菜5種類が練り込まれた生パスタが11日、美幌町の学校給食で小中学生に提供された。野菜が苦手な児童たちも、おいしいパスタに食が進んだ。
パスタは株式会社マルワ製麺(窪和弘社長)が、美幌町と全日本司厨士協会北海道地方本部の連携事業「食品アップリフトアドバイザリー事業」を活用して開発。美幌産小麦を使っためんに、トマト、ピーマン、トウモロコシ、カボチャ、アスパラが練り込まれており、「なかよしパスタ」として年内にも発売予定という。
パスタに合うソースも、北海道地方本部が考案。パスタと同じ5種類の野菜が使われている。
同社はこの開発に合わせて、絵本「なかよしパスタチーム」も製作。5種類の野菜のキャラクターが力を合わせてリレーで優勝し、先生がごほうびにパスタを振る舞うようすが描かれている。
旭小学校2年生の学級では、図書館司書が絵本の読み聞かせをした後に給食。野菜は苦手という児童も「もちもちしてめっちゃおいしい」とパスタを平らげていた。
同社は11日の給食に合わせ、美幌町教育委員会にパスタソースのレシピと小中学生全員分に当たる絵本1070冊を寄贈。旭小学校で贈呈式が行われ、氏家美恵専務が小室保男教育長に絵本を手渡した。 (浩)
