
置戸のことをざっくばらんに語り合う「話茶話茶会」が11日、町中央公民館で開かれた。昨年末の地元新聞の休刊以降、〝課題感〟が広がっている「情報発信」をテーマに、30~70代の町民14人が意見を交わした。
地域おこし協力隊の馬場裕之さんと同館の主催による初の試み。まちづくりについて自分に何ができるかを考え、行政とも情報共有できる場になればと企画した。
この日は、同館の渡辺光一さんが紙媒体について、置戸神社の藤川伸生さんがSNSについて事例紹介した後、3グループに分かれて、情報の受・発信に関しての悩みやその課題解決に向けて何ができるかを話し合った。
参加者達は情報をどこから得て、何に悩んでいるのかを共有。「月1回の広報紙だけではタイムリー感がない」、「まちのことを知りたいけれど、ほしい情報にたどりつけない」(転入者)、「トレンドの変化が激しく、情報集めに負担感がある」
などの声が上がった。 課題解決に向けては「まちの情報を商店街のスピーカーで流す」「デジタルのアナログ化。まちの中心にモニターを置いて見てもらう」「共通のハッシュタグ(#)を使って、SNSに投稿したら情報の共有化が図れるのでは」などと意見を出し合った。
主催した馬場さんは「情報を発信する側、受け取る側それぞれの課題が見えた。いろいろなアイデアがもらえたので行政とも共有し、模索していけたら」と話し、ハッシュタグの活用に向けては各所に協力を呼び掛けていくという。 (理)