
マスボクシングはパンチを当てずに寸止めで戦う「非接触型」のボクシング。試合では、有効打と見なされるパンチ数などで勝敗を競う。
里見さんは2021年から同大会に出場。21、22年は出場選手が少なく〝認定〟の形で優勝。23年の大会は3位となり、悔しさをバネにより一層練習に打ち込んだ。昨年は強敵を倒して正真正銘のチャンピオンとなり、連覇をかけて今大会に臨んだ。
里見さんは準決勝では青森県の選手を5-0、決勝は愛知県の選手を5-0で破り、再び全国の頂点に立った。
自身の戦いぶりについて里見さんは「準決勝、決勝ともなぜか動きが固くなってしまいましたが、勝ててホッとしています。コーチは、練習してきた左ボディをうまく使えたと言ってくれました」と笑顔を見せる。
来年の全国大会は札幌で開催予定。「ぜひ勝ちたい。今年の経験を糧に頑張ります」と3連覇を見据えている。 (柏)