美幌町義務教育学校の開校検討委

2025-12-02 掲載

(美幌町/教育)

基本構想素案を承認

小中学校を「4-3-2制」に
校舎は現在の美幌小を整備など

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 美幌町義務教育学校の開校検討委員会が11月27日、役場庁舎で開かれた。議論を重ねてきた学校の基本構想の素案が承認された。

 美幌町が目指す義務教育学校は、小中一貫教育を推進する施設一体型の学校。検討委員会は5月以降、この日まで8回の会議で、学校の概要や教育課程の基本的な考え方、建設予定地や建設の形態などを議論してきた。

 素案では教育課程の編成について、9年間の区切りを現在の「6-3制」から「4-3-2制」に設定。小中学校段階が混在する5―7年生の「セカンドステージ」を設けることで、児童が中学入学の環境変化などでつまづく「中1ギャップ」の緩和が期待でき、5年生から一部教科担任制を導入することで、7年生からの教科担任制にスムーズに移行できるなどとした。

 校舎は現在の美幌小学校を増築または改修して整備すると記載。敷地内に自生する美幌町文化財のカシワについては「保全に配慮しながら教育環境の充実を目指す整備に努めるが、子どもファーストで快適に学べる学校づくりに支障をきたすと判断した場合は伐採も視野に入れ、基本設計の中で検討を重ねる」と記した。

 小室保男教育長は、ここまでの議論に感謝し「5つの学校を1つにする初めての取り組み。今後も丁寧に意見を交わし、慎重に進めたい」と述べた。

 素案は美幌町総合教育会議、町議会への説明後、12月に町民説明会、パブリックコメント(意見公募)を経て、教育委員会が案としてまとめる。 (浩)

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