最低気温が4日から6日にかけて3日連続マイナス10度以下になり、寒さが本格的になってきた常呂川では、結氷の初期段階が始まった。モザイク状の薄い氷が、できては消えてを繰り返しながら、これから完全結氷へと成長してゆく。
北見市端野町二区と協和の境を流れる常呂川では、上流から流れてきた直径1㍍ほどの〝流氷〟が、パズルを埋めるように緩い流れの淵に集まった。一つ一つがくっつき、やがて大きく成長し、常呂川河口で見られる「ドラゴンアイス」の原材料となる。まだドラゴンの赤ちゃん段階だ。
市常呂でも5日は今季最低のマイナス10・3度を観測。市観光協会常呂支部によると、この日、常呂川下流で薄い板状の氷が張ったそう。同支部が名づけた風物詩のドラゴンアイスの原材料になるには、まだ厚さが足りないという。ドラゴンアイスが出現するのは今月中旬以降と予想している。 (寒)

