持続可能な交通網…実現目指す

2025-12-10 掲載

(北見市/社会)

北見市地域公共交通計画の素案を協議

デマンドバス運行など盛り込み

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 今年度の第4回北見市地域公共交通会議が開かれ、現行の市地域公共交通網形成計画に代わる市地域公共交通計画(2026~30年度)の素案について協議した。施策として、高齢化が進む市街地エリアでのオンデマンド交通の活用や担い手不足が深刻な公共交通の運転手確保などを盛り込んでいる。

 同計画は、持続的な公共交通網の形成や環境整備、利用促進に向けた指針。2020年に策定した現行計画の期間中は、デマンドバスの運行や路線バスの経路見直しなどに取り組んできた。

 26年度から5年間の新たな計画の素案では、バスなどの公共交通機関の運転手不足を背景に、運転手確保に向け地域おこし協力隊の制度を活用。また、市街地のうち、高齢化や人口減少が進んでいる地区ではオンデマンド交通などを活用して日常生活の移動手段を確保するとしている。

 このほか市内路線の再編や乗り継ぎの利便性向上、郊外での停留所位置の見直しを検討。また、タクシーでは、高齢者や車椅子利用者も使いやすいユニバーサルデザインタクシーの導入支援を行う。

 このほか、地域住民への情報提供や意識付け通じて利用促進を図るモビリティ・マネジメントを引き続き推進する。

 今後は市議会への報告やパブリックコメント(意見公募)などを経て今年度内に成案の運びとなる。 (柏)

キーワード

  • 公共交通

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