Q 異常行動による転落等の事故を予防するため、どのようなことに注意が必要でしょうか?
A インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類にかかわらず、異常行動が報告されています。
インフルエンザにかかり、自宅で療養する場合は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類によらず、少なくとも発熱から2日間は、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じて下さい。
なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いことが知られています。
<転落等の事故に対する防止対策の例>
・玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行う(内鍵、補助錠がある場合はその活用を含む)
・ベランダに面していない部屋で寝かせる
・窓に格子のある部屋で寝かせる(窓に格子がある部屋がある場合)
・できる限り1階で寝かせる(一戸建てにお住まいの場合)
<異常行動の例>
・突然立ち上がって部屋から出ようとする
・興奮して窓を開けてベランダに出て、飛び降りようとする
・自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない
・人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す
・変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る