ロボットトラクターの実演など、スマート農業の技術や研究状況を情報交換する研修会が訓子府町公民館と同館駐車場で行われた。スマートフォンと連携し無人で動くトラクターを興味深く見入った。
オホーツク総合振興局が事務局を務め、管内のホクレン、農業試験場、農業改良普及センターなどで構成するオホーツク・スマート農業推進会議が主催。将来にわたって農業生産を支えていく切り札として情報通信技術を活用したスマート農業の推進に取り組んでおり約40人が参加した。
駐車場の中央に置かれた無人のトラクターが農機具メーカーの解説者のスマホと連動し、直線の往復をはじめ、畑の収穫作業と同様に、ぐるりと駐車場の外周を動いた。カメラとセンサーで障害物を検知し、停止する様子も披露した。
館内に移っての講演では農機具メーカーの解説者が「平らで広くて、比較的四角いほ場のある十勝地方の導入が進んでいる」と説明。「ほ場の外周を取ることでタブレットの中で最適な経路をつくることができる」と長点を述べた。一方で、5Gの通信環境の整備が必要だと今後に向けての課題も語った。 (寒)
