
北見市北見自治会連合会(高橋日出夫会長)の北見市地域自治会活動研修会がこのほど、NiCC芸術文化ホールで開かれた。落語家で東京都町田市議会議員の三遊亭らん丈さんが「忘れていませんか『近所力』」と題して講演した。
同自治連の創立50周年記念事業。町内会関係者や一般市民など約170人が来場した。
らん丈さんは、日本の人口減少と高齢化や少子化についてグラフを示すなどして解説。
らん丈さんの地元の町田市では、人口は増えているものの町内会の加入率は減少しており、高齢化で人手がたりなくなり盆踊りをやめる町内会もあるという現状を明かした。
「町内会は日本独特の自治システムで、大化の改新(645年)のころから町内会とおぼしきものがあった」と説明。「近所のみなさんが力を合わせていろいろなことをやっている。当たり前のようにやっているから特別感謝しない人もいるかもしれないが、外国からみるとうらやましいことだと思う」と語った。
官と民が一緒も
行政と地域が「官民協働」で活動することも増えており、らん丈さん自身も地域で「官民協働パトロール」に参加しているという。「行政だけでは難しいことを、市民のみなさんと一緒にやりましょうよということ。自分達の身は自分達で守る。遠くの親戚より近くの他人と昔から言う。大事な近所力を大切にしていきましょう」と呼びかけた。
引き続き「らん丈小噺十八番の中から」と題し、古典落語の「転失気」を含めて披露。プロの話芸で会場を笑わせた。(菊)
