
置戸町開町110周年記念事業の「いきいきライフフェスティバル」(置戸町主催)で北見市の玉越病院院長・玉越拓摩氏が「精神科医に聞く、心の健康と認知症のこと」と題して講演。認知症やうつについて丁寧に詳しく、やさしく語りかけ町中央公民館講堂に詰めかけた約150人の町民を引き付けた。
家電が使えなくなったり、物事への関心が薄くなって自発性が低下したり「これまでできていたことができず、今までとは違って変だ」と思ったら「嫌がらず早めに物忘れ外来へ」と認知症の初期症状への対応を勧めた。
発症の初期は本人も家族も心配で、環境が変わることは不安が多く「でも不安に怯えるだけでなく、適切な支援がある。例えばデイサービスを経験しておくと、施設入所の際もトラブルが少ない」などとアドバイスした。
うつは「疲労に不安がくっつくと、いっきに表れる」とし「休ませてほしいというのは体から出されるストレス回避のサイン。自律神経失調症は几帳面で気を遣い、頑張り過ぎの人が多い。やらなければいけないと追われる生活を続け、衰弱しても休めないのはまずい」と警鐘を鳴らした。
「うつは必要悪。背景に何らかの問題が隠れていて、乗り越えるためのサイン。うまく休んで健康を」と上手な休息を勧めた。
フェスは「健康と福祉のおまつり」をテーマに開かれ、会場にブースが設けられた。 (寒)
