オホーツク農業支える新拠点誕生

2026-02-24 掲載

(訓子府町/社会)

北見農業試験場の新庁舎完成

 オホーツク農業を支えてきた北海道立総合研究機構北見農業試験場(訓子府町弥生)の新庁舎が完成し、12日に町公民館で落成記念式典が開かれた。関係者が完成を祝うとともに、今後の試験研究のさらなる推進へ決意を新たにした。

ZEB認証取得、道産材活用
4月から新庁舎業務開始

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 旧庁舎は、同試験場が北見市から訓子府町へ移転した1959(昭和34)年に整備されたが、老朽化が進み、研究環境や執務環境の整備が課題となっていた。新庁舎は2022年度から設計に着手、24年5月から本格的な改築工事が進められてきた。3月16日から移転作業を始め、4月から新庁舎で業務を開始し、旧庁舎は26年度内に解体される予定。

 式典では、同研究機構の小髙咲理事長が「将来に向けてより実践的な試験研究に取り組むための重要な拠点で、皆さまとの連携を一層強化し、地域に貢献していきたい」と述べた。

 新庁舎は、1階が鉄筋コンクリート(RC)造、2階が木造の地上2階建て。車庫や関連施設を含む建築面積は1740平方㍍。壁や窓の断熱性能を高め、地中熱ヒートポンプやLED照明、太陽光パネルを導入。省エネルギーと再生可能エネルギーの活用により、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指す「ZEB Ready」の認証を受けている。

 また、道産カラマツ材を中心に、北見市留辺蘂のCLTパネルを活用するなど、道産木材を積極的に取り入れた、木のぬくもりを感じられる設計となっている。

 このほか、業務の効率化と組織内の連携強化を図るため、研究室の大部屋化を採用。庁舎内外に分散して配置されていた小麦の品質調査に関する大型備品を集約したことで、職員の作業動線が大幅に改善されるよう配慮している。

 式典後には新庁舎の内覧会も行われ、関係者らがゼロカーボンの取り組みに配慮した造りを見て回った。 (理)

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