期待の新品種・新技術など発表

2025-03-11 掲載

(訓子府町/社会)

訓子府でオホーツク農業新技術セミナー

注意すべき病害虫の報告も

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 北見農業試験場主催の「オホーツク農業新技術セミナー」がこのほど、訓子府町公民館で開かれ、普及が期待される新品種の特徴や栽培に関する新技術8課題を発表。管内の農業関係者ら120人が耳を傾けた。

 セミナーでは、薬剤防除が難しいとされる土壌伝染性病害・コムギ縞萎縮病に抵抗性を持つ、秋まき小麦の新品種「きたほなみR」を紹介。きたほなみRは道内で発生地域が拡大している縞萎縮病に抵抗性を持ち、道内の小麦作付けの約70%を占める基幹品種・きたほなみと同等の耐病性・障害耐性や収量性、加工適性があることが示された。

 また、生食用ジャガイモの主力品種である「男爵」の後継品種として注目される「ゆめいころ」の低温貯蔵後の食味特性なども報告され、貯蔵前後いずれも男爵に近い食感、風味だったと説明した。

 このほか、小麦の赤さび病やブドウの晩腐病など、今年特に注意する病害虫などについても報告された。 (理)

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