
美幌町樹液研究会が、特産のメープルシロップづくりに向けて今季も動き出している。20日には本格的な樹液採取を前に、標本木にボトルを取り付けた。
美幌のメープルシロップづくりは、2024年に86歳で亡くなった平野茂夫さん=豊岡=が、1986(昭和61)年に研究を開始。25年をかけて2011(平成23)年に商品化した。ふるさと納税の返礼品に選ばれているほか、洋食店などと連携してシロップを使ったプリンも開発が進められている。
標本木は40年前、平野さんと妻の祥子さん(84)が自宅前に植えた。当時、農地改良工事で重機につぶされそうな苗木だったという。今では立派に成長し、毎年、この木の樹液の出具合を見て本格的な採取時期を決めているという。
本格的な採取は3月に入ってからの見通し。祥子さんは「今冬は寒かったが、雪が降るのが早い分、どうなるかという感じ。今年もおいしいシロップを届けたい」と話した。 (浩)