
カーリング競技に欠かせない「アイスメイク(づくり)」について知ろうと15日、アルゴグラフィックス北見カーリングホールで講演会が開かれた。アイスの作り方によりストーンの曲がり具合が変わるという、アイスメーカーの興味深い話に耳を傾けた。
日本雪氷学会北海道支部が主催。アスリートの競技力向上を科学面からサポートする、北見工業大学冬季スポーツ科学研究推進センターが共催。同大学情報通信系の原田康浩准教授らが企画した。
講師を同ホールのアイスメーカー・奈良浩毅氏が務め、シート内の清掃、ストーンの拭き掃除など毎朝欠かさない準備から説明した。
奈良氏によると、まず前日のぺブルを8~9割削り取るイメージでスクレーパーという大きな機械を稼働。次いで氷上に凹凸をつけるぺブリングを行う。
水まきのぺブリングは2通りのやり方で往復。ホースの先の出口が小さくて細かな粒になるベース散布とやや大きな出口の仕上げ散布に分け、多彩な凹凸面を作る。せっかく作った粒だが、さらにニッパーで薄く削り、表面の高さを整える。
アイスづくりの最大の敵とされる結露対策について奈良氏は「室内を高めの気圧に保ち、外気が入り込まないよう特に夏の暑さ対策に苦労している」と述べ、空調機や純水製造機が配置されるバックヤードを案内した。
