北見市議会は2日、「多様性を認め合うまち北見市人権条例」を全会一致で可決した。施行は4月1日。家庭や職場だけでなく、インターネット上での人権侵害も明示的に禁止する内容で、市によると北海道内で初めての制定となる。
この条例は家庭や地域、学校、職場などあらゆる場面で年齢、性別、国籍、障がいの有無に加え、性的指向やジェンダーアイデンティティ(性自認)などを理由とした差別やいじめ、虐待、ハラスメントを許さない決意を明文化したもの。
第4条ではネット上の誹謗中傷などの人権侵害行為も禁止対象としており、現代的な課題に対応した内容となっている。
市は今後、関係機関と連携した教育・啓発活動や、被害者に寄り添った相談・救済体制づくりに努める。
辻直孝市長は新たな条例制定に際し「誰もが豊かに、生きがいを持って暮らせる社会は、一人ひとりがお互いの人権を尊重し、違いを認め合うことで実現できる。本条例に基づき、人権意識を高めるための啓発に取り組んでいきたい」とコメントを寄せた。 (柏)