
「書面・請求で追い込むだまし」といえば、架空請求だ。公的機関を装った封書やハガキだけでなく、SMS(携帯電話の短文メッセージ)や自動音声を使い、通信会社を装って請求するケースも増えている。「未払い」や「利用停止」といった言葉で冷静さを奪うのが典型的な手口だ。今回は、通信会社を装った架空請求について紹介する。
代表的なのは、携帯電話会社を名乗る未払い料金の通知である。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクなどの名をかたり、「ご利用料金の未払いがあります。本日中に確認してください」といったSMSを送りつける。記載されたURLにアクセスすると、本物に似せた偽サイトへ誘導され、IDやパスワード、クレジットカード情報の入力を求められる。さらに、解約手続き費用などの名目で電子マネーの購入を指示される例もある。このほか、不審なアプリのインストールを促す場合もある。
正規の通信会社が、SMSで料金支払いを迫り、電子マネーでの送金を求めることはない。不審な通知を受け取った場合は、記載された連絡先に返信せず、公式サイトに掲載された窓口へ直接確認することが重要だ。
不安を感じた場合は一人で抱え込ます、警察相談専用窓口(#9110)や消費者ホットライン(188)に相談することが大切だ。 (知)