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大雨増水時、橋台盛土の侵食実験

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2019/06/03掲載(北見市/社会)

北見工業大学 地域と歩む防災研究センター
5月28日に開所式

北見工業大学は、防災研究資源を一元化し、研究成果を地域機関とともに社会還元する狙いで開設準備を進めてきた「地域と歩む防災研究センター」の開所式を5月28日に行った。研究拠点となるオホーツク地域創生研究パークの屋外開水路を用いて河川増水時の侵食実験を公開。将来的には積雪寒冷地での災害セイフティーネットとなり、地域の防災力向上に結び付けていきたい考え。

旧北見競馬場跡地に国内大学有数の規模誇る
オホーツク地域創生研究パークで公開
防災研究資源を一元化、成果を地域に還元

屋外開水路での実験

屋外開水路での実験

近年、比較的降水量の少ない道東地方で集中豪雨が発生したり、大規模地震の発生確率が増加するなど、地域住民や行政機関は多様な要因による災害発生の対応に苦慮している。

 このような背景を受け、同防災研究センターは地域の実情に見合った成果還元をめざし、センターを核とした教育活動を行うことで、即戦力となる防災技術者や行政担当者の人材育成に取り組む。

 産学官から約200人が参加し行われた開所式では同大の鈴木聡学長、同センターの川尻峻三センター長らがセンター名に北海道のマークを含め「地域と歩む」と盛り込んだ経緯を語りあいさつ。北見市若松の旧北見競馬場跡地の市の土地提供を受け、国内他大学にない広大なオホーツク地域創生研究パークで「大掛かりな実験ができることはたいへん恵まれている」と感謝し、活動をスタートさせた。

 2016(平成28)年8月の豪雨では、道内で橋のたもとの盛土がえぐられ、知らずに通ったと思われる車両事故が発生した。

 かつての同競馬場駐車場跡地に5分の1スケールの幅3メートル、深さ0.3メートル、延長70メートルの水路を造成。網走開発建設部などの協力で排水ポンプ車により水を通し、増水する状況を再現した。同大地球環境工学科の学生らが盛土が侵食、崩壊する様子を測量し「研究室の実験では橋台はアクリル製だった。ここではコンクリートの橋台で実際に近い実験ができる。崩落時に水圧が上がったのは侵食によるものではないことが分かった」と真剣な様子でデータ化していた。

 今後、地域の関係機関と連携し、研究パークを活用しながら防災・減災の取り組みを強化していきたい考え。川尻センター長は「防災については研究センターに聞いてみよう、と頼られる存在をめざしたい」と抱負を語った。 (寒)