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連載 鼻呼吸してますか? (3)

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2020/06/05掲載(その他/社会・本誌連載)

小児歯科専門医 今井香先生が解説
ウイルス侵入防止に効果

すりつぶし食べが大切
歯並びの成長に影響

あいうべ体操の温度変化(みらいクリニック提供)

あいうべ体操の温度変化(みらいクリニック提供)

 感染予防として日常的に行われるようになった手洗い、うがいですが、新型コロナウイルスが感染する受容体を持つ細胞は、肺胞細胞以外では鼻粘膜と口の粘膜・舌にも発現しますので、ウイルスを体に入れないために鼻や口に触らない事は大切ですからマスクの着用は有効ですね。

 口と鼻の粘膜には違いがあって、体に入ろうとする異物をろ過する組織が鼻粘膜にはあるのに口の粘膜にはそれがないのです。そして口の汚れの中に住む細菌の作用でウイルスが体に入り込みやすくなるのです。

 口の中、舌を清潔にして口を閉じ、鼻呼吸する事が大切ですね。福岡のあいうべ体操の考案者のみらいクリニック院長の今井一彰先生は、『あいうべ体操を30回行う』と顔面、鼻の温度が上昇すると報告なさっています=写真上=。

 顔面、鼻温度が高いと鼻粘膜の働きが活発になり風邪もひきにくくなるそうです。あいうべ体操をしてお口を閉じることで舌の位置は鼻呼吸のスイッチにあがりますね。マスクを着けてもお口を閉じて鼻呼吸しましょうね。

 さて、前回は食事の姿勢が食べ方に影響することについて触れました。今回は食べ方の違いで歯並びがどう変化するのかについてのお話です。

 お子さまの場合は特に、食事の時に足がブラブラして顔が下向きになったり、前かがみで顎を突き出して顔が上向きで食べていると奥歯の噛む面と床が平行にならず、すりつぶすような噛み方ができずカチカチ噛むような食べ方(カチカチ食べ)になります。

 一方、足の脛や足裏を接地させ顎を軽くひいて顔を正面に向けて食べると、奥歯の噛む面と床が平行になり、「すりつぶし食べ」ができます。

 このすりつぶし食べとカチカチ食べには、(食材の固さ、大きさにも影響されますが)舌の位置、使われる筋肉に違いがあり、上下のあごに及ぼす力も変わります。

 もちろん食事中はどちらか1つの方法だけを使って噛んでいるのではなく使う部位によってカチカチ食べ、すりつぶし食べの両方を使うのが一般的ですが主に奥歯でどう噛んでいるかをみた場合、同じ人でもすりつぶし食べしている側とすりつぶし食べしていない側では、下の奥歯の並び方に差がでます。主に奥歯でのすりつぶし食べをしている側は骨も歯も垂直になり、あごの3次元的な動きにより上の前歯部分も理想的な〇型に育っていきます。

 一方、すりつぶし食べができていないと歯は内側、舌のほうに傾斜したままになります。それによって歯並びは乱れてしまいます。

 姿勢を正して、あごを軽くひき両側を使ってすりつぶしてよく噛んで食べる事は、感染症の重症化予防に必要と考えられるビタミンC、Dなどの栄養素を食べ物から吸収することにとっても歯並びにとっても大切なことがお分かりいただけると思います。

 次回は食べ方や歯並びに影響を与える舌の位置と姿勢の関係についてです。

 

普段の食べ方が歯並びに影響する

普段の食べ方が歯並びに影響する