2023年第1回定例北見市議会が2日に開会し、辻直孝市長が2期目の任期中最後となる市政執行方針を発表した。
辻市長は「2期目の仕上げとなる本年を、新たな挑戦を続け、さらにその歩みを進める年とするため、全身全霊を傾け取り組む」と強調。「市政運営の基本姿勢」では、デジタル化や脱炭素化の加速、自治体DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進などを掲げた。
新年度予算案の一般会計は前年度当初比2%増の746億6千万円で、過去4番目の規模。北見経済センターの改築を含む中央大通沿道地区の再開発事業をはじめ、まちきた大通ビルに市保健センターと屋内子ども遊技場「パラきたkids」を開設するための関連経費、若葉団地再整備に要する経費などを計上した。
新規事業では泉町に新たな防災備蓄倉庫を建設する事業費、30代の市民を対象とする若年層健康診査事業費、学校指導者用のデジタル教科書購入事業費などを盛り込んだ。
今定例会の会期は24日までの22日間。
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北見市選挙管理委員会は、任期満了に伴う市長選挙の日程を9月3日告示、9月10日投票と決めた。北見市長の任期満了日は9月26日。(柏)