北見工業高校ラグビー部の明坂伎晨(きしん)さん(3年)は、自宅のある遠軽町から毎日JRで通学し、学業と部活動を両立させる努力家。さきごろ、第19回全国高校合同チームラグビーフットボール大会(U18)の北海道代表に選ばれ、闘志を燃やしている。
明坂さんは小学3年生から地元の少年団でラグビーに打ち込み、小中学生時代はウイングとして活躍。将来は建設関係の仕事に就きたいと、同高を志望した。
毎朝5時半に起床し、部活を終えて家に着くのは夜9時ころ。眠りにつくのは深夜12時という生活を2年以上続けている。「最初はしんどかったですが、今は大分慣れました」と笑顔を見せる。
高校で初めてラグビーを始める選手が大半という工業高ラグビー部にあって、経験豊富な明坂さんは頼りになる存在。チームでは、司令塔のスクラムハーフを任されている。
5月6、7日に帯広で開かれた合同チームの北海道大会で実力が認められ代表入り。全国大会は7月27日に長野県で開催され、部員不足の学校の選手で構成された代表チームが対戦する。
明坂さんは「高校で練習してきたことを生かせるように頑張りたい」と張り切っている。(柏)