齊藤さんが加わる北海道・千葉県U15女子代表合同チームが11月の東日本大会で準優勝。関東・関西・九州からの全4チームに絞った同全国大会への出場権を獲得した。
齊藤さんは北見南小3年のときに入団。斜里転校後もチームの週末練習に通ってきた。中学生になってからは柔道にも取り組み、体幹や受身を鍛え、ラグビーに生かしてきた。11月の東日本大会は「ボールを動かすためのフォローはできたが自分から(ボールを)もらいにいく動きができなかった」と高いレベルの反省を口にする。
女子U15チームのフォワードで…道内初出場
女子ラグビー人口拡大へ「頑張ってきます」
チームには札幌や函館などから選抜された12人が所属。齊藤さんは1㍍50㌢、40㌔と大きくはないがフォワードを担当する。タックルを決めたり相手ボールを奪うジャッカルというプレーに憧れる。一方で同クラブのコーチ達は「ときには自己犠牲を払ってでもボールを生かすプレーが齊藤さんの持ち味」と話す。
冬季は雪中ラグビーでランニングパス、モール、ラックと男子選手に交った練習に打ち込む。「男子との練習は気にならないけれど、やはり女子選手が増えるとうれしい」と話す。
ラグビーを始めて7年目でつかんだ晴れ舞台。「集大成にしたい」とする一方「今回の出場が女子ラグビーの普及に役立つ、第一歩になれば」としっかりと前を向く。(寒)