新規高卒者就職フェアが8日、北見市内のまちきた大通ビルで開かれた。就職を希望する高校生らと企業とのマッチングを図る事業で北見、網走、紋別の公共職業安定所が主催。
9月末の北見公共職業安定所管内の求職者数は175人。このうち管内への就職希望者は127人で全体の7割を占める。求人倍率は5・03倍と前年に続き高い倍率を示し、平成以降では最高水準。「企業の採用意欲が高まる一方、少子化と進学希望者の増加で求職者が減少している」と同安定所。9月末の内定者数は79人、未就職者は96人となっている。
フェアには建設業や製造業、小売業など幅広い業種から21社が参加し、求人数の合計は127人。これに対し、集まった求職者は管内4校の10人と高校卒業後3年以内の既卒者9人の計19人。最初に各社1分間のアピールタイムに続きブースごとに面談が行われた。
参加企業の1社は「人材不足の中でも、若手を育てていかなければならない。この機会に1人でも採用につながれば」と語り、熱心に仕事内容などを説明していた。(柏)