オホーツク管内の市民後見人活動交流会が14日、美幌町民会館で開かれた。グループワークなどを通じ、被後見人とのより良いかかわり方を考えた。
成年後見活動の普及、後見活動の向上などを目的に、北見、紋別、美幌、大空、津別の2市3町の社会福祉協議会が主催。各市町の市民後見人養成研修修了者、社会福祉協議会や自治体担当職員ら45人が参加した。
北見赤十字病院精神保健福祉士の伊藤智美さんが、認知症、若年認知症の人とのかかわり方をテーマに基調講演。美幌など4市町の市民後見人がそれぞれ受任したケースについて、工夫した点などを報告した。
グループワークでは「持病があり、人と交わるのが好きではない」という被後見人とのかかわり方を話し合った。各グループは「姉(親族)から情報を得ると良いのでは」「趣味などの話題は話が弾みやすいので積極的に話しかける」など相手の視点に立つかかわり方を発表した。(浩)