災害ボランティアセンターの立ち上げ機能訓練がこのほど、美幌町マナビティーセンターで行われた。町内のボランティア、参加者約70人が、災害時にボランティアが円滑に活動するための流れを体験した。
災害ボランティアセンターは主に、災害時に各地から集まるボランティアの経験や技能と、被災者が求める依頼をすり合わせ、スムーズに活動できるようにする役割を担う。
美幌では、災害時に町と社会福祉協議会が連携してセンターを立ち上げることになっており、2019年以降訓練を続けている。
この日は協議会の登録ボランティア、民生委員らが参加。災害でボランティアが続々と訪れる想定で、依頼内容と派遣を取りまとめる「ニーズマッチング班」、ボランティア活動に必要な資機材を供給する「資機材班」などに分かれてセンターの運営を体験した。依頼票に書かれた資機材(カード)をすばやくそろえるなど、真剣な表情で訓練に臨んでいた。
太田博美運営委員長は講評の中で「皆さんにセンターの運営を知っていただけたことは、万が一の事態を考えた時に心強い」と期待した。(浩)