女性農業者を対象にしたスマート農業の研修会が21日、美幌みらい農業センターで開かれた。
主催は北海道。農業の担い手不足や経営規模拡大に伴う過重な労働環境の改善や負荷軽減が求められる中、農業機械の運転・操作をする機会が少ないとされる女性農業者に操作を習得してもらう狙い。
美幌、津別、大空町女満別の女性農業者でつくる美幌地区管内農村女性ネットワーク「手と手の輪」(遠国ひとみ会長)の8人が女性講師の指導でトラクターの自動操舵とドローンの操縦を体験。ドローンの操縦では、操作に慣れると上昇や左右への移動などを巧みにこなした。
自動操舵を終えた美幌町の女性(44)は「トラクターに乗るのはキャベツの収穫の時。自動操舵は初めてなので怖い感じがしたが、慣れて畑おこしや種まきなどに活用できれば負担が減るはず」と話した。(浩)